LPICの勉強を始めようとすると、書店やネット上にはさまざまな参考書があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。定番と言われる参考書にも「教科書」「問題集」「Web問題演習」といった種類があり、それぞれの役割を理解していないと、遠回りな勉強をしてしまうこともあります。
そのため今回はLPIC対策の定番参考書の特徴と使い分け方、効果的な組み合わせ方、選ぶときの注意点までまとめて簡単に紹介していきます。
- LPIC対策の参考書には、どんな種類があるのか
- 定番の教科書・問題集・Web問題演習サービスそれぞれの特徴
- 参考書をどう組み合わせて、どういう順番で使うと効果的か
- 参考書を選ぶときに注意すべきポイント
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LPIC対策は「教科書」「問題集」「Web問題演習」を組み合わせるのが基本

LPIC対策の参考書は、大きく3種類に分けられます。
- 範囲を体系的に理解するための「教科書」
- 知識を定着させるための「問題集」
- そして繰り返し演習して実践力を鍛える「Web問題演習サービス」
この3種類をバランスよく組み合わせることで、効率的に合格ラインまで実力を伸ばせます。
【Linux関連資格】おすすめのLPIC定番教科書とは
通称「小豆本」は、出題範囲を体系的に網羅した最も定番の教科書
翔泳社から出版されている「Linux教科書 LPICレベル1」「Linux教科書 LPICレベル2」は、表紙が茶色(小豆色)であることから「小豆本」という通称で広く知られている教科書です。山本道子氏・大竹龍史氏らが執筆しており、101・102(レベル1)、201・202(レベル2)それぞれの出題範囲を、章ごとに体系的に解説しています。範囲を漏れなく押さえたい人にとって、最初の1冊として選ばれることが多い定番の教科書です。
より易しく読み進めたい人には「1週間でLPICの基礎が学べる本」が向いている
小豆本はある程度の情報量があるため、Linuxに初めて触れる方にとってはやや読み進めにくいと感じる場合もあります。そうした方には、インプレスから出版されている「1週間でLPICの基礎が学べる本」(著者:中島能和氏)が向いています。1週間で読み切れる分量に絞られており、LPICの学習に入る前のウォーミングアップとして使われることも多い入門書です。
効率的なLPIC問題演習の進め方

問題演習は「スピードマスター問題集」と「Ping-t」を併用するのが効果的です。
通称「白本」のスピードマスター問題集は、教科書に対応した体系的な問題集
「Linux教科書 LPICレベル1/レベル2 スピードマスター問題集」は、小豆本と同じ著者陣が執筆している問題集で、白い表紙であることから「白本」と呼ばれることもあります。小豆本の章立てに対応した構成になっているため、教科書で学んだ内容をそのまま問題演習につなげやすいという特徴があります。
Ping-tは、101試験を無料で709問演習できる定番のWeb問題演習サービス
Ping-tは、LPICの問題演習に特化したWebサービスで、101試験(Ver5.0)は709問が完全無料で利用できます(102試験は655問で有料)。書籍の問題集だけでは演習量が足りないと感じたときに、隙間時間で繰り返し演習できる点が大きな利点です。LPI公式でも「今日の一題」という一問一答形式のコンテンツが提供されているため、こうした無料サービスを併用しながら演習量を積み重ねる人が多く見られます。
LPICの効率的な参考書の使い方とは

参考書は「全体像の理解→問題演習→往復での確認」の順で使うと定着しやすいです。
まず教科書で全体像をつかみ、問題演習で知識を定着させる
効果的な使い方としては、まず教科書(小豆本、または入門書)で出題範囲全体のイメージをつかみ、そのうえでスピードマスター問題集やPing-tを使って問題演習に進むという順番が基本になります。最初から問題演習だけを繰り返すと、なぜその答えになるのかの理解が浅くなりやすいため、土台となる知識をある程度入れてから演習に移るのがおすすめです。
分からない問題が出たら教科書に戻って確認する「往復学習」が定着のコツ
問題演習を進める中で分からない問題が出てきた場合は、そのままにせず、教科書の該当箇所に戻って確認する「往復学習」を意識すると、知識の定着率が上がります。特にPing-tのように問題数が多いサービスを使う場合、間違えた問題をリスト化し、教科書で該当箇所を確認する作業を繰り返すことで、苦手分野を効率的に潰していくことができます。
LPIC-2でも、参考書選びの基本的な考え方は同じ
小豆本・スピードマスター問題集は、レベル2(201・202)にも同シリーズが用意されているため、参考書選びの基本的な考え方はLPIC-1と変わりません。ただし、レベル2はレベル1に比べて実務経験を前提とした内容が増えるため、教科書を読むだけでなく、実際に手元の検証環境でコマンドを動かしながら学習を進めることがより重要になります。
参考書を選ぶときの注意点
参考書を選ぶ際は、次の点にも注意しておくとよいでしょう。
- 版が古い参考書は、LPICの出題範囲改定に対応していない可能性があるため、購入前に対応バージョン(Ver5.0など)を確認する
- 教科書・問題集は同じ著者陣・出版社のシリーズで揃えると、章立てが対応しているため学習の往復がしやすい
- 参考書だけで完結させず、実際にLinux環境でコマンドを操作する時間もあわせて確保する
まとめ:教科書・問題集・Web問題演習を組み合わせて効率的に学ぶ
LPIC対策の参考書は、体系的に学べる教科書(小豆本、または入門書の「1週間でLPICの基礎が学べる本」)、知識を定着させる問題集(スピードマスター問題集)、そして繰り返し演習できるWeb問題演習サービス(Ping-t、LPI公式の「今日の一題」)という3種類を組み合わせるのが基本です。教科書で全体像をつかみ、問題演習で定着させ、分からないところは教科書に戻って確認する往復学習を意識することで、効率的に合格ラインまで実力を伸ばすことができます。





