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インフラエンジニアの平均年収は約480万円?仕事内容とあわせて徹底解説

インフラエンジニアの年収は?

インフラエンジニアの平均年収は477万円で、ITエンジニア全体とほぼ同水準です。

「地味な仕事」と思われがちですが、実は社会のシステムを止めないための専門性が問われる仕事です!

本記事ではその仕事内容とあわせて、資格・雇用形態・クラウドスキルによる年収差、未経験からの年収の伸び方までデータで解説します。

\こんな人におすすめ/

  • 未経験からインフラエンジニアを目指しているが、年収面で見劣りしないか不安
  • すでにインフラエンジニアとして働いていて、今後の年収の伸び方を知りたい
この記事でわかること
  1. インフラエンジニアの平均年収相場
  2. 「インフラ」の仕事内容と、それが年収に見合っているか
  3. 資格・雇用形態・クラウドスキルによる年収の差
  4. 夜勤・オンコール手当の実態
  5. 未経験からの年収の伸び方と、上げる方法

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目次

誤解されがちなインフラエンジニアの仕事内容とは?

PCを使わず機械を管理する仕事、ではない

「インフラ」という言葉から、工場の生産ラインの機械を管理するような仕事をイメージされることがありますが、実際は社内外のサーバーやネットワーク機器を、パソコン上で操作しながら管理する仕事です。設定ファイルの記述、監視ツールでのログ確認、障害発生時の原因調査など、作業の大部分は画面の中で完結します。

具体的な仕事内容

インフラエンジニアの仕事は、大きく「設計・構築」と「運用・保守」に分かれます。

  • 設計・構築:新しいシステムを導入する際に、必要なサーバー・ネットワーク機器を選定し、要件に合わせて設定・構築する
  • 運用・保守:稼働中のシステムを24時間365日体制で監視し、障害発生時に迅速に復旧させる

未経験からの入社では、まず運用・保守のフェーズから経験を積み、慣れてきたら構築・設計へと担当範囲を広げていくのが一般的な流れです。

なぜ年収に見合う仕事なのか

インフラは、Webサービスやアプリが正常に動くための「土台」にあたる部分です。サーバーが1台落ちるだけで、ECサイトの決済が止まったり、社内システムが使えなくなったりします。表舞台に立つことは少ないものの、「止めてはいけない」という重い責任を背負う専門職であることが、次に紹介する年収水準にも表れています。

<インフラでよく聞く言葉>

SIer(エスアイヤー)とは

システム開発を受託する企業・業態の呼び方

SESとは

エンジニアが客先に常駐し、技術力を提供する契約形態

自社開発とは

自社サービスを自社のエンジニアで開発・運用する働き方

CCNAとは

ネットワークの基礎知識を証明するシスコ社の認定資格

LinuCとは

Linuxサーバーの操作スキルを証明する資格

AWS認定資格とは

Amazonのクラウドサービス「AWS」の知識・スキルを証明する資格

オンプレミスとは

自社内に物理的なサーバーを設置して運用する形態

クラウドとは

インターネット経由で借りた仮想的なサーバー・ネットワークを使う形態

運用・保守とは

稼働中のシステムを監視し、トラブル対応や日常メンテナンスを行う工程

構築とは

新しいサーバーやネットワークを実際に組み立てる工程

設計とは

要件定義やシステム全体の構成を決める上流工程

ソリューションアーキテクトとは

クラウドサービスを組み合わせてシステム全体を設計する役割・資格名

インフラエンジニアの年収相場|平均477万円の中身

職種別に見ると平均よりわずかに低め

求人ボックス給料ナビの集計では、インフラエンジニアの平均年収は477万円です。ITエンジニア全体の平均459万円よりは高い水準ですが、上流工程の比率が高いソフトウェアエンジニア(511万円)やシステムエンジニア(493万円)と比べるとやや低めの位置にあります。

職種平均年収
ソフトウェアエンジニア511万円
システムエンジニア(SE)493万円
インフラエンジニア477万円
プログラマー463万円
ITエンジニア全体459万円

※出典:求人ボックス給料ナビ(掲載求人の平均という参考値で、公的統計ではない)

公的統計ではやや異なる水準が出ることも

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、インフラエンジニアに近い「システムエンジニア(基盤システム)」という区分で、求人ボックスより高めの年収水準が示されることがあります。ただし年度や集計方法によって参照される数字にばらつきがあるため、本記事では確度を確認できた求人ボックスの数字をベースに解説を進めます。

経験年数による変化(IT業界全体の傾向)

インフラエンジニア個別の経験年数別データは限られていますが、IT業界のエンジニア全体で見ると、年代が上がるにつれて次のように年収が上がる傾向があります。

  • 20代:平均380万円
  • 30代前半:490万〜610万円
  • 30代後半:530万〜700万円

(出典:KOTORA JOURNAL、CIN GROUP、doda)

インフラエンジニアも大枠ではこの傾向に沿って年収が上がっていくと考えられますが、後述のとおり工程・資格・クラウドスキルによって伸び方に差が出ます。

インフラエンジニアの年収は、工程・資格・クラウドスキルで変わる

同じインフラエンジニアでも、年収には大きな差があります。その差を生む主な要因は次の3つです。

  • 工程:運用・保守→構築→設計と、上流に上がるほど年収は上がる
  • 資格:CCNA・LinuC・AWS認定などが、資格手当や評価アップにつながる
  • クラウドスキル:オンプレのみより、AWS・Azure等の経験があるほうが年収は高い傾向

工程:運用・保守→構築→設計で年収が上がる

未経験からの入社では、まず「運用・保守」と呼ばれる、稼働中のシステムの監視やトラブル対応から経験を積むのが一般的です。経験を重ねて「構築」(新しいサーバーやネットワークを実際に組み立てる工程)、さらに「設計」(要件定義や全体構成を決める上流工程)へと担当範囲を広げていくことで、年収も段階的に上がっていきます。

資格:CCNA・LinuC・AWS認定の取得順序と効果

インフラエンジニアの代表的な資格には、ネットワークの基礎を証明するCCNA、Linuxサーバーの操作スキルを証明するLinuC、クラウドの知識を証明するAWS認定資格があります。

資格そのものが直接年収を上げるというより、資格手当や昇給・転職時の評価材料として働くのが実態です。CCNAの資格手当は月5,000〜1万円程度を設ける企業が多く、年間では6万〜12万円ほどの上乗せになります。

取得順序としては、まずCCNAやLinuCでネットワーク・サーバーの基礎を固め、そのうえでAWS認定資格に進むと、次に紹介するクラウドスキルの土台としても活きてきます。

クラウドスキル:オンプレのみよりAWS・Azure経験者の方が高年収

求人ボックス給料ナビによると、クラウドエンジニアの平均年収は487万円で、インフラエンジニア全体の477万円よりやや高い水準です。AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトの資格保有者では、平均年収570万円というデータもあります。(出典:各種転職メディア集計、公的統計ではない点に注意)

オンプレミス(自社内に物理サーバーを設置する形態)の運用・保守だけでなく、AWSやAzureといったクラウドの構築・運用スキルを掛け合わせることで、年収の伸びしろが大きくなる傾向があります。

SIer・SES・自社開発でインフラエンジニアの年収はどう違う?

インフラエンジニアの求人は、主にSIer(システムインテグレーター)とSESの形態が多く、自社開発(Web系)企業でのインフラ求人は、SES・SIerに比べると母数が少なめです。ITエンジニア全体の企業形態別年収データを参考にすると、次のような傾向があります。

企業形態年収レンジの目安
大手SIer700万〜900万円程度
中堅SIer500万〜650万円程度
SES(正社員平均)350万〜460万円程度
自社開発メガベンチャー(シニア層)800万〜1,500万円程度

(出典:ittenshoku、Geekly。インフラエンジニアに限定した集計ではなく、ITエンジニア全体の企業形態別データである点に注意)

SIer:大手ほど年収が高いが、下請け構造に注意

SIerは元請け(大手)か下請け(中堅・中小)かによって年収レンジが大きく変わります。大手SIerの案件を下請けの中小企業が受託するという多重下請け構造がある場合、同じ現場で働いていても、所属企業によって年収に差が出ることがあります。

SES:未経験の入り口として選ばれやすいが、年収はやや低め

SES企業は、未経験者を採用して現場に常駐させながら育成する仕組みを持つ企業が比較的多く、インフラエンジニアとして実務経験を積む最初の入り口として選ばれやすい傾向があります。ただし正社員平均年収は350万〜460万円程度と、他の形態に比べてやや低めの水準です。

自社開発:求人は少ないが、クラウド前提で高年収を狙いやすい

自社開発企業のインフラ求人は母数こそ少ないものの、AWSなどのクラウド活用を前提とした環境が多く、③で紹介したクラウドスキルを併せ持つ人材であれば、高年収を狙いやすいポジションです。

インフラエンジニアの夜勤・オンコール手当の実態

なぜ夜勤・オンコールが発生するのか

インフラは24時間365日止められないシステムが多いため、夜間や休日もサーバー・ネットワークを監視し、障害発生時にすぐ対応できる体制が必要です。この体制を維持するために、夜勤(シフトを組んで夜間に勤務する)や、オンコール(勤務時間外は自宅などで待機し、呼び出しがあれば対応する)という働き方が発生します。

手当の相場

  • 夜勤手当:1回1,000〜5,000円程度(企業によって幅が大きい)(出典:ユニゾンキャリア、レバテックキャリア)
  • オンコール待機手当:金額を公開している企業は少なく、相場と呼べるデータが見当たらない。求人票に明記されないことも多いため、面接で確認するのがおすすめ
  • 深夜割増賃金:22時〜翌5時の勤務には、労働基準法で1.25倍以上の割増賃金が義務付けられている

夜勤・オンコールが多い環境ほど、手当の分だけ年収は上乗せされますが、生活リズムへの影響も大きいため、求人票の年収額だけでなく、夜勤・オンコールの頻度や手当の内訳もあわせて確認しておくことが大切です。

夜勤・オンコールがない働き方もある

すべてのインフラエンジニアが夜勤・オンコールに対応しているわけではありません。設計・構築フェーズを専門とするポジションや、監視業務を専門の別チーム・別会社に委託している企業では、日中勤務のみで完結するケースもあります。夜勤の有無は、面接で確認しておきたいポイントの一つです。

未経験からのインフラエンジニア、年収の伸び方

入社1年目は300万円前後からのスタートが目安

未経験からインフラエンジニアに転職した場合、初年度の年収は250万〜350万円程度が目安です(IT業界のエンジニア全体の初任給相場に準拠)。(出典:KOTORA JOURNAL、コエテコキャンパス) 最初の1年は、運用・保守業務を通じてサーバー・ネットワークの基礎知識を身につける、教育投資の期間と捉えるのが実態に近い形です。

3年目以降、工程・資格・クラウドスキルで差がつき始める

未経験から3年目になると、年収は380万〜450万円程度まで上がるケースが多いとされています。

ここから先の伸び方は、「担当工程(運用・保守→構築→設計)」「資格(CCNA・LinuC・AWS認定)」「クラウドスキル」の3要素によって差が出てきます。

運用・保守のみを担当し続けるか、構築・設計まで担当範囲を広げてクラウドスキルも身につけるかで、同じ3年目でも年収に開きが生まれます。

SESから始めて実務経験を積むのも現実的な選択肢

SES企業は未経験者を採用して現場に送り出しながら育成する仕組みを持つ企業が多く、インフラエンジニアとしての実務経験を積む入り口として選ばれやすい傾向があります。

SESで運用・保守の経験を積んだのち、SIerや自社開発企業へ転職して構築・設計の経験を広げるというキャリアも、着実な選択肢の一つです。

インフラエンジニアが年収を上げる具体的な方法

ここまで紹介してきた年収の差を踏まえて、実際に年収を上げるためにできることを整理します。

資格を取得し、評価材料にする

CCNA・LinuC・AWS認定など、目指す方向性に合わせた資格を取得することで、資格手当や転職時の評価材料になります。まずはCCNA・LinuCでネットワーク・サーバーの基礎を固め、そのうえでAWS認定に進むのが遠回りの少ない順番です。

クラウドスキルを掛け合わせる

オンプレミスの知識だけでなく、AWSやAzureといったクラウドの構築・運用スキルを身につけることで、年収の伸びしろは大きくなります。オンプレ環境で働きながら、個人でAWSの無料枠を使って学習するなど、実務と並行してスキルを広げる方法もあります。

運用・保守から構築・設計へ担当範囲を広げる

未経験からのスタートでは運用・保守が中心になりますが、そこに留まり続けず、構築・設計といった上流工程に関わる機会を自分から取りにいく姿勢が年収アップにつながります。

転職のタイミングを見極める

SESでの実務経験を積んだあと、SIerや自社開発企業へ転職するというキャリアパスも現実的です。転職のタイミングは、実務経験2〜3年目あたりが一つの目安とされます。未経験入社直後の転職は早期離職と見なされ選考で不利になりやすい一方、経験を積みすぎると現職の待遇に慣れて動きづらくなる面もあるため、経験と市場価値のバランスを見て判断するのがポイントです。

インフラエンジニアの年収まとめ

インフラエンジニアの平均年収は477万円で、ITエンジニア全体とほぼ同水準です。「地味な仕事」というイメージを持たれがちですが、実際はサービスを止めないための専門性が求められる仕事であり、担当する工程・資格・クラウドスキルによって年収は着実に伸びていきます。

年収を左右する主なポイントは次のとおりです。

  • 工程:運用・保守→構築→設計と上流に上がるほど年収が上がる
  • 資格:CCNA・LinuC・AWS認定などが評価材料になる
  • クラウドスキル:オンプレのみよりAWS・Azure等の経験があるほうが年収は高い傾向
  • 企業形態:SIer・SES・自社開発で年収レンジが異なる
  • 夜勤・オンコール:手当は発生するが、頻度や条件は企業ごとに差が大きい

年収だけでなく、自分がどんな工程・環境で経験を積みたいかを考えながら、キャリアを選んでいくことが大切です。

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  • 応募者の年齢制限なし
  • 職員の多くが他職種からIT業界に挑戦

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この記事を書いた人

岩本 稜平のアバター 岩本 稜平 株式会社PRUM 代表取締役

株式会社PRUM 代表取締役。未経験から活躍できるエンジニアの育成・採用に力を入れ、一人ひとりの可能性を広げる環境づくりに取り組む。現場で培った知見をもとに、エンジニアのキャリアやAI、技術に関する情報を発信している。

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