「未経験 エンジニア やめとけ」と検索したあなたは実際に何が理由でそう言われているのか、後悔せず挑戦できるのかを知りたいはずです。
この記事では、やめとけと言われる背景から後悔しないための見極め方までを解説します。
\こんな人におすすめ/
- 未経験からエンジニア転職を考えているが、「やめとけ」と言われる理由が気になる人
- IT業界の働き方の実態をリアルに知ってから判断したい人
- 後悔しない職種選び・見極め方を知りたい人
そもそも「やめとけ」という言葉だけを見て不安になっても、具体的に何が理由なのかが分からなければ判断のしようがありません。
この記事では、以下の内容を順番に解説していきます。
- エンジニア未経験が「やめとけ」と言われる2大理由
- 後悔しやすい労働環境・学習環境・心理的な負担の具体例
- それでもエンジニアに挑戦する価値がある理由
- 後悔しないための職種選び・見極め方
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エンジニア未経験がやめとけと言われる2大理由
結論から言うと、未経験が「エンジニアに転職するのはやめとけ」とネット上で言われている理由は、単に仕事がきついからではありません。
- AIの登場で業界そのものの先行きが変わりつつあること
- 実際に現場を経験したエンジニアたちの厳しい声があること
以上の2つが大きな要因です。
理由1:業界の先行きが不透明
2022年のChatGPT登場をきっかけに、AI技術は急速に実務へ組み込まれ始めました。経済産業省の調査でも、先端IT人材と従来型IT人材は今後さらに二極化すると試算されており、一部の業務はすでにAIに代替されつつあります。
ただし「人間の仕事のほとんどがAIに置き換わる」というほど単純な話ではなく、業界・職種によって進み方は大きく異なります。
だからこそ未経験からエンジニアを目指す段階で、
- 最先端のAI人材を目指すのか、
- AIと共存しながら人にしかできない役割(要件定義・顧客折衝・チームマネジメントなど)を伸ばすのか、
という2つの方向性を早めに意識しておく必要があります。

理由2:エンジニア経験者からの厳しい言葉
ネット上の「エンジニアになるのはやめとけ」という声の多くは、実際に現場を経験したエンジニア自身の発信です。
炎上案件での長時間労働、覚えることの多さ、周囲との実力差に対する焦りなど、未経験者が入る前は想像しにくいリアルな負荷を経験しているからこそ出てくる言葉でもあります。
また現在第一線で活躍しているエンジニアの多くは、専修学校・大学で長年専門知識を学んできた人か、未経験からでも独学を粘り強く継続してきた人です。
真剣に技術を積み上げてきた人たちからすると、「最近はエンジニアが儲かるらしい」という軽い気持ちだけで飛び込んでくる人は、高い確率で学習の壁につまずき、挫折することが目に見えています。
エンジニアに必要とされる学習時間は200〜1000時間程度ともいわれ、決して片手間で身につく分野ではありません。こうした現実を知っているからこそ、実際に苦労してきた先人たちが「生半可な気持ちなら、やめておいた方がいい」という警鐘をネット上で鳴らしているのだと考えられます。
次の項目では、その具体的な中身を労働環境・学習環境・心理的要因の3つに分けて見ていきます。
エンジニア未経験が知らないと後悔する4つの労働環境

ネット上でエンジニア業がしんどいと言われる労働環境の多くは以下の4点が挙げられます。
- 開発系は炎上案件による残業が多い
- インフラ系の保守・運用・監視は夜勤や土日出勤がある
- SESだと案件の当たり外れがある
- 未経験スタート時は給料が低い
労働環境①:開発系は炎上案件による残業が多い
たとえばエンジニアとして「来月までに新しいアプリをリリースしなければならない」というスケジュールが決まっている場合、開発が遅れているからといってリリース日を簡単に延ばすことはできません。納期に間に合わせるため、エンジニアは残業してでも完成させなければならない場面があるのです。
このようにスケジュールが破綻して現場が混乱する状態を「炎上」と呼び、炎上案件に当たると一時的に残業が大きく増えることがあります。
今は昔に比べると残業などの労働基準が厳しく見直されるとこがある為、多くの企業で見直されていますがそういった背景から、今でもエンジニアの就労条件に「固定残業時間20時間、30時間」が追加されている場合があります。
労働環境②:インフラ系の保守・運用・監視は夜勤や土日出勤がある
インフラエンジニアの保守・運用・監視フェーズでは、システムを24時間365日止めないことが求められます。
そのため、深夜や早朝にサーバーの異常を確認したり、システムメンテナンスのために休日に作業したりするシフトが発生することがあります。
労働環境③:SESだと案件の当たり外れがある
このうち特に判断が難しいのが、SESの「案件ガチャ」です。
当たり案件の場合、大手企業の現場に常駐できることが多く、社員食堂の利用など大手社員と近い環境で働けたり、企業によっては大型連休を取得できることもあります。
つらい案件の場合、炎上プロジェクトへ配属されて長時間拘束されたり、単純作業ばかりで裁量がなくスキルが身につかない現場に当たることがあります。契約更新のタイミングで契約が終了になるケースもあるため、常に同じ現場で働き続けられるとは限りません。
もしつらい案件に当たったりした場合には、会社のSES営業担当に相談することが大事です。
これからSES企業の転職面談を受ける人は「この会社の営業担当は親身になってサポートしてくれるかな…?」という視点で就職先を決めましょう。SESで働く上ではこれが一番大事です。
労働環境④:未経験スタート時は給料が低い
未経験からエンジニアに転職した場合、初年度の年収は300万円台からのスタートが一般的です。
すでに知識・経験を積んだ人たちの平均年収と比べると見劣りしてしまうため、「エンジニアは思ったより稼げない」と感じてしまう人もいます。
ただしこれは、企業側が教育コストを負担している期間だからこその水準であり、経験を積むにつれて年収は上がっていきます。

エンジニア未経験が知らないと後悔する4つの学習環境

労働環境だけでなく、学習面での負担も「やめとけ」と言われる大きな理由です。
- シンプルに勉強量が多い
- 専門用語が多く、説明そのものが理解しにくい
- 技術の移り変わりが早く、勉強し続けないといけない
- 資格取得を職場から強要されることがある
学習面①:シンプルに勉強量が多い
エンジニアに必要とされる学習時間は200〜1000時間程度ともいわれ、決して片手間で身につく分野ではありません。未経験からのスタートでは、まず基礎知識を身につけるだけでもまとまった時間が必要になります。
また頑張って勉強してIT企業に就職しても、退職するまで学習は続きます。
学習面②:専門用語が多く、説明そのものが理解しにくい
IT業界の解説は、未経験者にとって専門用語の壁があります。たとえば「API」について説明する場合、
<説明が理解しにくいの例>
「異なるソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするためのインターフェース」
(専門的な説明)
⇩
「あるサービスの機能を、他のサービスから呼び出して使えるようにする仕組み」
(ITの言葉での言い換え)
⇩ 「レストランの厨房とホールをつなぐ『注文の受け渡し窓口』のようなもの。
ホールのスタッフが窓口に注文を出せば、厨房が対応する料理を用意して返してくれるイメージ」
(未経験にも伝わる例え)
というように段階を踏まないと理解しにくいことが多く、この「理解するまでの一手間」自体がハードルに感じられがちです。
こういった事が自己学習中でも上司との会話でも出てくる為、未経験者は最初は脳の疲労度が蓄積しやすいです。
学習面③:技術の移り変わりが早く、勉強し続けないといけない
未経験から実務レベルに追いつくまでは、業務時間外の学習が前提になっている現場も少なくありません。
さらにIT業界は技術トレンドの入れ替わりが早いため、「一度覚えたら終わり」ではなく、就職後も学び続ける姿勢が必要になります。
| 学習内容 | |
|---|---|
| WEB関連 | 開発に関わるプログラミング言語やフレームワーク・データベースなど |
| インフラ系 | サーバーやネットワーク・セキュリティなどのIT知識、特に資格試験など |
自分が目指すIT職種によって必要な勉強は異なりますが、どのIT職種を選んでも一人前のエンジニアになるためには時間業務外の時間を学習に費やしていく必要があります。

学習面④:資格取得を職場から強要されることがある
企業によっては、基本情報技術者試験やベンダー資格の取得を昇給・昇進の条件として設定している場合があります。資格手当や祝い金という形で還元されることも多いですが、業務時間外での学習を求められることもあり、負担に感じる人もいます。
エンジニア未経験が知らないと後悔する心理的要因

技術面の負担に加えて、精神的なプレッシャーを想定していなかったという声も多く聞かれます。
- 駆け出し時代は何もかも手探りで、常に自信のない状態が続きやすい
- 周囲が経験者ばかりの現場では、他者と比較して劣等感を感じやすい
- コミュニケーションが必要な場面が多い
特に最後の点は誤解されがちです。エンジニア=一人で黙々と作業する仕事、というイメージを持って未経験から飛び込むと、実際に求められる報連相や調整業務とのギャップに戸惑うケースがあります。
心理面①:駆け出し時代は何もかも手探りで、常に自信のない状態が続きやすい
未経験からのスタート直後は、エラーの原因が分からず何時間も手が止まってしまうことがよくあります。
何から調べればいいのかすら分からない状態が続くため、精神的にしんどく感じる時期です。

心理面②:周囲が経験者ばかりの現場では、他者と比較して劣等感を感じやすい
同じ状況でも経験者はすぐに解決してしまうため、その差を目の当たりにして自信を失いやすい時期でもあります。
周囲がすでに知識・経験を積んだ人ばかりの環境に身を置くことになるため、自分の遅れを強く意識してしまう人も少なくありません。

心理面③:コミュニケーションが必要な場面が多い
エンジニアは一人で黙々とコードを書く仕事だと思われがちですが、実際には
- 仕様確認やチームでの認識合わせ
- クライアントの要望を正確に聞き取る要件定義
- チーム内での進捗共有・報連相など
コミュニケーションが求められる場面が数多くあります。この「イメージと実態のギャップ」に戸惑ってしまう人も少なくありません。

エンジニア未経験が後悔しやすい職種の傾向
ここまでの労働環境・学習環境・心理的要因を踏まえると、後悔のしやすさは職種によっても差があります。
たとえば
・開発系は納期に追われる炎上案件
・インフラ系は夜勤・休日対応
・SESは常駐先による当たり外れ
などそれぞれの職種特有の負担として挙げられます。
一方で社内SE・サポート系は、社内向けの業務が中心で休日・勤務時間が比較的安定している求人も多く、未経験から無理のないペースで経験を積みたい人には選ばれやすい傾向があります。
「エンジニアはやめとけ」と感じるかどうかは、業界全体というより、自分に合わない職種・現場を選んでしまったことが原因になっているケースも少なくありません。
この考えはやばい、エンジニア未経験が抱く甘い期待
「やめとけ」と言われる一方で、エンジニアに対して次のような期待を抱いたまま挑戦し、ギャップに後悔する人もいます。
- IT業界は人手不足だから就職しやすいという期待
- プログラミングスクールに行けば即戦力の人材になれるという期待
- フルリモートで自宅で働けるという期待
- エンジニアは比較的稼げる職種だという期待
これらは完全に間違いというわけではありませんが、職種・企業・経験年数によって当てはまり方が大きく異なります。「入れば自動的にそうなる」という期待だけで飛び込むと、想定とのギャップにつながりやすい点には注意が必要です。
エンジニア未経験でも挑戦する価値がある理由

厳しい面が多い一方で、エンジニアという職種には他業種にはない価値もあります。
- 年齢、学歴に関係なく実力主義で評価されやすい
- 年収は他業種より上がりやすい傾向にある
- ITの職種が多く、キャリアの選択の幅が広い
- 業務内容によってはリモート、時短ができる可能性が高く、子育てとの両立がしやすい
先ほど触れた「炎上案件」「勉強量の多さ」も、裏を返せば実力次第で正当に評価されやすい環境だからこそ生じる負荷とも言えます。大変さと挑戦する価値は、表裏一体の関係にあります。
エンジニア未経験が後悔しないための見極め方
ここまで見てきた大変な面と挑戦する価値のある面を踏まえたうえで、後悔しないために事前に確認しておきたいポイントは次の5つです。
- IT職種によって働き方が大きく違うことを理解しておく
- 企業や案件の労働条件を具体的に確認する
- 学習方法を自分に合った形で選ぶ
- 未経験期間の学習負荷を事前に覚悟しておく
- なぜエンジニアになりたいのかを自分の言葉で明確にする
職種によって働き方が大きく違うことを理解しておく
開発系・インフラ系・社内SE系では残業や休日の傾向が異なるため、自分がどの働き方を望むのかを先に整理しておくと、入社後のギャップを防げます。
企業や案件の労働条件を具体的に確認する
固定残業時間の有無や時間数、SESであれば案件選択制かどうかなど、抽象的な口コミではなく具体的な条件で判断することが大切です。
学習方法を自分に合った形で選ぶ
独学かプログラミグスクールに通うかは、かけられる時間とお金のバランスで決まります

未経験期間の学習負荷を事前に覚悟しておく
最初の1〜3年は覚えることが多い前提で、息切れしない学習ペースをあらかじめ考えておくと挫折しにくくなります。
なぜエンジニアになりたいのかを自分の言葉で明確にする
目的があいまいなまま始めると、しんどい場面で心が折れやすくなります。逆にここが明確な人ほど、後悔せずに続けられる傾向があります。
まとめ
エンジニア未経験が「やめとけ」と言われる背景には、AIによる業界の変化や、炎上案件・学習量の多さといった具体的な理由があります。
一方で、実力主義でキャリアの選択肢が広がりやすいという、挑戦する価値も確かに存在します。
大切なのは、「エンジニアになるのを辞めとけ」という言葉だけで判断するのではなく、自分がどの職種・どの働き方に向いているかを具体的に見極めたうえで一歩を踏み出すことです。





