Web系エンジニアを目指すうえで、資格取得を検討している人は多いはずです。この記事では、資格が本当に必要なのかを正直に整理したうえで、未経験者におすすめの資格3選と勉強時間の目安、取得の順番、そして資格よりポートフォリオが重視される場面までを解説します。
\こんな人におすすめ/
- Web系エンジニアを目指す上で、資格取得を検討している
- 資格は本当に必要なのか、必要ならどの資格から取ればいいのか知りたい
- 資格とポートフォリオ、どちらに力を入れるべきか迷っている
- 資格そのものが直接年収を上げる公的データはないが、資格手当という確実なメリットはある
- 未経験者におすすめの資格3選と、それぞれの勉強時間の目安
- 資格取得の順番とロードマップ
- 資格よりポートフォリオが重視される場面
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Webエンジニアに資格は本当に必要?

未経験からWebエンジニアを目指す場合、資格は必須ではありません。ただし、「資格を取ることに意味がないのか」というと、そうとも言い切れません。
もちろん開発案件だと資格よりかは実務経験が重視されがちですが、場合によっては資格があることによって自分より少しレベルの高い案件に入れることもあります。
またその他、企業の資格手当や転職時の給料交渉の判断材料になる場合もあるため、資格が無駄になるということはないと思われます。
多くのIT企業が、基本情報技術者試験などの合格者に月1,000円〜3,000円程度の資格手当、または合格時に5万円〜10万円程度の一時金を支給しています。これは「資格を持っていること」に対して企業が支払う制度であり、確実性の高いメリットです
入社時に〇〇の資格取得必須とするような求人は、比較的未経験求人よりも高い平均年収が設定されていることが多いです。また事前に資格を取得しておくと、給料交渉などで年収UPする可能性もあります。
年収に大きく影響するのは、資格よりも実務でどこまでの業務を任されているかという点です。この考え方は、Webエンジニアの年収を上げる方法でも詳しく解説しています。
完全未経験者におすすめの資格3選

未経験者がまず検討したい資格は、次の3つです。
- 基本情報技術者試験
- 言語別の認定試験(Python3エンジニア認定基礎試験・PHP技術者認定試験等)
- Webデザイン系資格(HTML5プロフェッショナル認定等)
| 資格名 | 内容 | 未経験者の勉強時間の目安 |
|---|---|---|
| 基本情報技術者試験 | IT全般の基礎知識を証明する国家資格 | 200〜300時間程度(1日2時間で4〜5ヶ月ほど) |
| Python3エンジニア認定基礎試験 | Pythonの基礎知識を証明する民間資格 | 50時間程度(1日1時間で約2ヶ月) |
| PHP技術者認定試験(初級) | PHPの基礎知識を証明する民間資格 | 100時間程度 |
※勉強時間はあくまで目安であり、個人差が大きい点にご注意ください。実務経験がある場合は、これより短い時間で到達できるケースもあります。
基本情報技術者試験
IT業界で働くうえでの基礎知識を体系的に学べる国家資格です。特定の言語に依存しないため、フロントエンド・バックエンドどちらを目指す場合でも役立ちます。
言語別の認定試験
自分が学んでいる言語に対応した認定試験を受けることで、その言語の基礎知識を証明できます。Python3エンジニア認定基礎試験・PHP技術者認定試験のほか、Java・Rubyなど、扱う言語に応じた認定試験を検討してみましょう。
Webデザイン系資格(HTML5プロフェッショナル認定等)
HTML5プロフェッショナル認定は、マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニア・Webデザイナーなど幅広い職種を対象にした資格です。レベル1はHTML・CSSが中心でWebデザイナーやマークアップエンジニア向けの内容に近く、レベル2はより高度な内容でWebアプリケーションを開発するプログラマー向けです。
このため、バックエンド中心を目指す場合には必須ではなく、フロントエンド領域やコーディングを含むデザイン系の業務に関わりたい場合に優先度が上がる資格という位置づけになります。基本情報技術者試験や言語別認定試験と比べると、Web系エンジニア全体で見た優先度はやや低めと考えておくとよいでしょう。
資格取得の順番とロードマップ

未経験から資格を取得する場合、次のような順番が一つの目安になります。
- 基本情報技術者試験:
IT全般の基礎知識を固める - 目指す職種に応じた言語別認定試験:
フロントエンドを目指すならHTML5プロフェッショナル認定、バックエンドを目指すなら扱う言語の認定試験 - (応用として)応用情報技術者試験:
基本情報合格後、さらに知識を深めたい場合の選択肢
応用情報技術者試験は、基本情報合格者・IT経験者であれば200時間程度(3ヶ月ほど)が目安とされています。未経験からいきなり受験する場合は、基本情報よりさらに時間がかかると考えておきましょう。
資格よりポートフォリオが重視される場面
未経験者は実務経験がない分、「実際にコードを書ける」ことを示す手段としてポートフォリオが重視されます。一方で、テンプレートの普及により見栄えの良いポートフォリオを作ること自体は簡単になっており、完成度の高さそのものだけでは評価されにくくなってきています。
重視されるのは、次のような場面で問われる「思考過程を説明できるかどうか」です。
- 面接官:「このポートフォリオで、この機能を実装した理由は何ですか?」
- 面接官:「開発中に詰まった部分はありましたか?どうやって解決しましたか?」
こうした質問に対して、完成度の高さをアピールするのではなく、「なぜその実装にしたのか」「何を調べて、どう解決したのか」を自分の言葉で説明できることが評価につながります。資格の勉強に時間を使うより、簡単でもポートフォリオを1つ作り、その制作過程を自分の言葉で説明できるようにしておく方が、未経験者にとっては評価されやすい場面があります。
まとめ
Webエンジニアの資格について、次のように整理できます。
- 資格そのものが直接年収を上げる公的データはないが、資格手当という確実なメリットはある
- 未経験者は基本情報技術者試験→言語別認定試験の順で検討するのが一つの目安
- HTML5プロフェッショナル認定は、フロントエンド領域を目指す場合に優先度が上がる資格
- 資格の勉強だけに偏らず、ポートフォリオで思考過程を説明できるように準備することも重要
資格とポートフォリオ、どちらもバランスを取りながら準備を進めていきましょう。

