「カリキュラムをすべて完了しました!」「ポートフォリオも完璧に作り上げました!」——面接で、こうした言葉を伝えてくれる方は少なくありません。
もちろん、それは素晴らしい努力の成果です。ですが、現場の採用担当として本音をお伝えすると、それだけでは物足りないと感じてしまうのも事実です。では、面接で一体何を見ているのか。今日はその本音を包み隠さずお話しします。
ーこの記事を書いた人ー

株式会社PRUMの採用人事
「今何ができるか」ではなく、「これから何をしたいか」 ー池田 萌乃ー
新卒でIT・通信系の会社に入社し、システム導入支援やサポート業務を経験したのち、株式会社PRUMに入社。現在は採用ユニットで、候補者一人ひとりの「今何ができるか」ではなく「これから何をしたいか」に向き合いながら、採用活動を担当しています。未経験からIT業界を目指す方が抱える悩みや疑問に、なるべく正直に、寄り添いながら向き合うことを大切にしています。
スクールは「整えられた道」、実務は「道なき道」

スクールでの学習は、正解が用意された綺麗に舗装されたレールの上を走るようなものです。エラーが出ても教科書に答えがあり、メンターが優しく教えてくれます。
ですが、実際の開発現場は「道なき道」です。仕様書に書かれていない課題の連続で、誰にも正解がわからないまま進まなければいけない場面がほとんど。私たちが面接で一番見たいのは、「レールがなくなった瞬間に、自分の頭で考えて一歩を踏み出せるか」ということです。PRUMではこの力を「自走力」と呼んでいます。
AIがコードを書く時代だからこそ問われる「なぜ(WHY)」
生成AIが当たり前になった今、単にコードを書く(HOW)だけなら、AIの方が圧倒的に速く正確です。
だからこそ、私たちが面接で知りたいのは技術そのもの以上に「なぜこの言語やライブラリを選んだのか」「なぜこの設計にしたのか」という選択の理由や思考プロセス(WHY)です。ここに自分なりの根拠を持ち、自分の言葉で語れるかどうかで評価は劇的に変わります。
「上手な質問」とは、代案を持って相談できること
実際の現場は、仕様が柔軟に変わるアジャイル開発が主流です。曖昧な課題に直面したとき、評価ははっきりと分かれます。
- 指示待ちになってしまう人:
「ここ、どうすればいいですか?」と丸投げしてしまう - 自走できる人:
「目的から逆算するとA案かB案かと思いますが、どちらがイメージに近いですか?」と自分なりの代案を添えて相談できる
「指示を待つか」「目的から逆算して主体的に動けるか。」この差が、実務に入ったときの大きな成果の差となって効いてきます。
面接で「自走力」を証明する3つの実践アクション
では、未経験からこの「自走力」を伝えるにはどうすればいいのか?今すぐできるアクションを3つ提案します。
- 周辺技術への「分散投資」:
一つの言語だけに固執せず、モダンなフロントエンドやインフラ(AWS・Dockerなど)へも自発的に手を伸ばしてみる。「自ら学び広げていける人だ」と一目で伝わります。 - 泥臭い解決プロセスの「アウトプット」:
Qiitaやブログで「どこで詰まり、どう調べてどう解決したか」を発信する。綺麗な成功体験より、トラブルにどう向き合ったかのプロセスのほうが、実務での動き方をイメージしやすいです。 - 企業の課題に踏み込む「深い逆質問」:
採用資料や技術ブログを読み込み、「記事を拝見して、御社では今こういう課題があると感じたのですが実際どうですか?」と質問してみる。これだけで圧倒的な当事者意識が伝わります。
最後に

未経験からプロのエンジニアを目指す道は、決して楽ではありません。
ですが、PRUMは「今なにができるか」よりも「これからどう伸びていけるか」を本気で見ている会社です。「自走力」さえ見せていただければ、実務経験の有無はそこまで気にしていません。
今日お伝えした視点を少し意識するだけで、面接での手応えは格段に変わるはずです。熱意あふれる皆様からのご応募を、心よりお待ちしています!


