こんな方に読んでいただけると嬉しいです。
- AIでどんどん仕事が増えて、正直ちょっとキャパオーバー気味だと感じている方
- AI時代に「何を鍛えれば生き残れるんだろう」と漠然と不安に思っている方
株式会社PRUMという会社の代表をしています。岩本です。SES企業でエンジニアとして就業したのち、ヤフーでもエンジニアとして働いておりました。その後、2019年PRUMを創業し、今年で7期目を迎える組織まで成長させました。エンジニアの成長について、誰よりも考え抜いてきた自信があります。
ーこの記事を書いた人ー

岩本稜平
<経歴>
千葉工業大学卒業後、システム開発会社でバックエンドエンジニアとして大手決済サービスの開発に携わり、その後ヤフー株式会社でヤフオクの決済システム開発を担当。2016年に独立し、複数のスタートアップでプロジェクトマネージャーを経験したのち、2019年に株式会社PRUMを設立、代表取締役に就任。自身がエンジニアとして挫折を経験した過去から、「挫折せずにまっすぐ成長できる環境」をコンセプトに、未経験からのIT人材育成に力を入れている
AIで仕事量が10→50、60,100になる時代に、差がつくのは何か
AIのおかげで、一人あたりの仕事量は間違いなく増えています。今まで10だった生産性が、50にも60にもなる。本当に突出した人だと、120くらいまで伸びる感覚があります。
じゃあその差って、AIの使い方が上手いかどうかだけなんでしょうか。僕はそう思っていません。
ずばり、差がつくのは「タスクを切り替えるスピード」です。
そもそも、マルチタスクなんてものは存在しない
「あの人はマルチタスクができる」なんて言い方、よく聞きますよね。
正直に言うと、人間に本当の意味でのマルチタスクはできません。野球で例えるとわかりやすくて、打席に立って打つ時は打つことしかできないし、投げる時は投げることしかできない。同時になんて絶対にできないんです。
つまり「マルチタスクが得意」って言われている人がやっているのは、同時処理ではなく、1つのタスクから次のタスクへの切り替えがめちゃくちゃ速いだけ。人間の脳の一番の武器は、この「切り替え」だと僕は思っています。
仕事が遅い人は、だいたい「止まっている」
仕事が遅い人を見ていて思うのは、能力が低いわけじゃないということです。
何から手をつけようか迷っている時間、頭の中でモヤモヤ考え続けている時間。ここが一番のロスになっています。
これ、対策はめちゃくちゃシンプルです。とにかく、全部書き出す。僕はこれを10年以上続けています。
A4用紙でも、今ならスマホのメモでも音声入力でもいいです。頭の中にあることを、1分間でとにかく全部書き出す。「今日の仕事、何しよう」じゃなくて、「今日8時間でやるべきこと、思いつく限り全部書く」。1時間分の作業なら、5分でいいから全部書き出す。
書き出したら、残りの時間で優先順位をつけて、上から1個ずつ、シングルタスクでこなしていくだけです。これだけで、仕事のスピードは体感でかなり変わります。
もう1つの差:許容範囲の広さ
タスクを振られた瞬間に「え、多すぎる」「これ無理かも」と身構えてしまう人と、そのまま淡々と書き出して片付けていける人がいます。
この差、実は能力の差じゃないと思っています。自分で自分の限界を、先に決めてしまっているかどうかの差です。
書き出して整理する習慣がある人は、そもそもモヤモヤ考え続ける時間が発生しません。だから同じ仕事量でも、体感の負荷がまったく違ってきます。
明日から、これだけやってみてください

- 今から1時間でやるべきことを、思いつく限り全部書き出す(5分でいい)
- 優先順位をつける(緊急性・重要性で並べ替えるだけでいい)
- 上から1個ずつ、シングルタスクで片付ける(次のことは考えない)
これだけです。特別なテクニックじゃなくて、本当に地味な習慣です。
でもAIで作業量がどんどん増えていく時代だからこそ、この地味な習慣がある人とない人の差は、これからもっと開いていくと思っています。
AIの知識量を増やす前に、まず「切り替え」を鍛えましょう。それが結局、一番の近道です。
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