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「在宅勤務って本当にラク?」未経験でIT業界を目指すなら知っておきたいリモートワークのこと

「在宅勤務って本当にラク?」未経験でIT業界を目指すなら知っておきたいリモートワークのこと

「できれば、リモートワークができる会社で働きたい」

転職先を探していると、そう思うこともありますよね。毎日の通勤がなくなる。家で仕事ができる。自分の時間も取りやすそう。たしかに、在宅で働けることには大きな魅力があります。

でも採用担当としてお話ししていると、少しだけ気になることがあります。それは、「リモートワーク=出社よりラクな働き方」というイメージだけで会社を選んでしまうことです。

もちろん、リモートワークがラクではない、と言いたいわけではありません。ただ、実際に働くことを考えると、出社とは違う難しさもあります。特に未経験からIT業界に入る場合は、その違いを少し知っておいた方が、入社したあとのギャップは小さくなると思っています。

家で働くと、周りから見えなくなることが増える

オフィスで働いていると、同じ空間に人がいます。困っていそうなら声をかけてもらえることもありますし、自分からも「ちょっと聞いてもいいですか?」と話しかけやすいですよね。

でも、リモートだとそうはいきません。今どこまで仕事が進んでいるのか。何か困っていることはないのか。そもそも、今日どんな仕事をしているのか。何も伝えなければ、画面の向こうにいる人には分かりません。自分としてはずっと頑張っていても、その状況が相手からは見えない。ここは、最初に少し戸惑いやすいところだと思います。

だからリモートでは、「今ここまで進んでいます」「この部分で少し詰まっています」「もう少し調べて、分からなければ相談します」といったことを、自分から伝える場面が増えます。特別に長い報告をする必要はありません。ただ、相手が「今どうなっているんだろう」と思わない程度に伝える。それだけでも、仕事はかなり進めやすくなります。

ーこの記事を書いた人ー

池田さん

株式会社PRUMの採用人事

「今何ができるか」ではなく、「これから何をしたいか」  ー池田 萌乃
新卒でIT・通信系の会社に入社し、システム導入支援やサポート業務を経験したのち、株式会社PRUMに入社。現在は採用ユニットで、候補者一人ひとりの「今何ができるか」ではなく「これから何をしたいか」に向き合いながら、採用活動を担当しています。未経験からIT業界を目指す方が抱える悩みや疑問に、なるべく正直に、寄り添いながら向き合うことを大切にしています。

「分からないけど、今聞いていいのかな」が続きやすい

池田さん

未経験でIT業界に入れば、最初は知らないことがたくさんあります。聞いたことのない言葉が出てくる。初めて使うツールがある。説明を読んでも、何をすればいいのかよく分からない。これはリモートでも出社でも同じです。

ただ、家でひとりで仕事をしていると、「今メッセージを送って大丈夫かな」「こんなことを聞いたら迷惑じゃないかな」と考えてしまうことがあります。そうしているうちに、気づけばかなり時間が経っていた。これは少しもったいないです。

もちろん、分からないことが出た瞬間に全部聞けばいい、という話でもありません。少し調べてみる。自分なりに「ここまでは分かった」を整理する。それでも分からなければ聞く。そのくらいでいいと思っています。

リモートだからこそ、相手が気づいてくれるのを待つのではなく、自分から状況を伝えることが大切になる場面があります。ここは、仕事をしながら少しずつ慣れていく部分でもあります。

家で働けるからこそ、自分で区切らないといけない

在宅勤務のいいところは、通勤がないことです。朝、会社へ向かう時間もありませんし、仕事が終わればすぐに自分の時間に戻れます。

一方で、この「すぐ仕事を始められる」「すぐ自分の時間に戻れる」という近さが、逆に難しいこともあります。仕事中に少しスマホを見たつもりが、思ったより時間が経っていた。逆に、仕事を終えるきっかけがなくて、いつまでもPCを触ってしまう。

会社に行っていれば、「会社に着いたから仕事」「会社を出たから終わり」という分かりやすい切り替えがあります。でも家では、その区切りを自分でつくらないといけません。今日は何をするのか。どこまで終わったら一区切りなのか。仕事を終える時間はいつなのか。こうしたことを自分で考えながら進める必要があります。

「誰も見ていないから自由」というより、「誰も隣にいないから、自分で仕事のリズムをつくる必要がある」という方が近いのかもしれません。

何でも一人でできる人じゃないと、リモートは無理?

ここまで読むと、「じゃあ、何でも自分でできる人じゃないとリモートワークは難しいのかな」と思う方もいるかもしれません。私は、そういうことではないと思っています。

分からないことは聞いていいですし、困ったら相談していい。むしろ、ひとりで抱え込み続ける必要はありません。大事なのは、「分からないので誰かが気づいてくれるまで待つ」ではなく、「ここまでやってみたけれど、この部分が分からないので相談する」と、自分から少し動くことです。

リモートワークでは文字でやり取りする場面も増えるので、対面以上に、「今どうなっているか」を意識して伝えることも大切になります。たとえば、「確認しました。〇時ごろまでに対応します」と一言伝えておく。途中で詰まったら、「ここまで進みましたが、この部分で止まっています」と共有する。こういう小さなやり取りがあるだけで、周りも状況を把握しやすくなります。

話が上手である必要はありません。相手が「今どうなっているんだろう」と不安にならないようにする。それくらいの感覚で十分だと思っています。

「リモートができるか」だけで会社を選ばなくてもいい

池田さん3

転職活動をしていると、在宅勤務ができるか。通勤はどのくらいあるのか。どんな働き方ができるのか。こうした条件は、もちろん大切です。

ただ、リモートワークを希望するときに、もうひとつ考えてみてほしいことがあります。「家で働くことになったら、自分はどうやって仕事を進めるだろう」ということです。分からないとき、自分から相談できそうか。進み具合を周りに伝えられそうか。ひとりでも仕事と休憩を切り替えられそうか。

反対に、「最初は周りに人がいた方が、仕事を覚えやすそうだな」と感じる方もいると思います。それもひとつの考え方です。リモートと出社のどちらが正しい、という話ではありません。自分がどちらの環境なら仕事を覚えやすく、落ち着いて働けそうなのか。そこまで考えてみると、「リモートワークがある会社」という条件だけでは見えなかったものも出てきます。

IT業界だからといって、最初からこうした働き方が完璧にできる必要もありません。仕事を経験する中で、相談の仕方を覚えたり、自分なりの仕事の進め方を見つけたりしていく部分もあります。

だから転職先を探すときも、「リモートで働けるか」だけではなく、「自分はどんな環境なら、少しずつ仕事を覚えていけそうか」という視点も一緒に持ってみる。そうすると、自分に合う働き方が少し見えやすくなるかもしれません。

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