「何か聞いておきたいことはありますか?」——カジュアル面談の終盤、そう尋ねたときに、気まずそうに「あ、特にないです……!」と返ってくる場面に、私はよく遭遇します。
遠慮や緊張もあると思うのですが、採用担当としては「あぁ、すごくもったいない……!」と心の中で叫んでいます。
カジュアル面談は、採用担当が一方的にあなたを試す場ではありません。今日は、PRUMの面接官が「この人、打てば響くな」「一緒に働いたら面白そうだな」と感じる逆質問のリアルを、本音でお話しします。
ーこの記事を書いた人ー

株式会社PRUMの採用人事
「今何ができるか」ではなく、「これから何をしたいか」 ー池田 萌乃ー
新卒でIT・通信系の会社に入社し、システム導入支援やサポート業務を経験したのち、株式会社PRUMに入社。現在は採用ユニットで、候補者一人ひとりの「今何ができるか」ではなく「これから何をしたいか」に向き合いながら、採用活動を担当しています。未経験からIT業界を目指す方が抱える悩みや疑問に、なるべく正直に、寄り添いながら向き合うことを大切にしています。
面談が始まって3分で「準備の深さ」が見えてしまう理由
事前に採用資料や技術ブログをサッと読んでから来てくれる人と、会社名すらあやふやな状態で来られる方。残念ながら、お話し始めて数分でその差ははっきりと分かってしまいます。
別に「PRUMの情報を暗記してきてほしい」わけではありません。
知識の量ではなく、「この会社はどんな課題を抱えていて、自分が入ったらどう関われるだろう?」という当事者意識をもって画面の前に立っているか。その姿勢が、質問の節々から自然と滲み出るんです。
面接官が思わず前のめりになる「未来志向」の質問
逆質問のとき、面接官が心の中で「おっ、この人わかってるな」と前のめりになってしまう質問があります。それは「チームのリアルな課題やカルチャーに、自分から入り込もうとする質問」です。
たとえば、こんな切り出し方です。
- 「今のチームで『ここがもっと良くなったらいいな』と感じている課題はありますか? 新しく入る人がどう動けたら一番助かりますか?」
- 「御社で未経験や若手からスタートして、今活躍されている方に共通している『行動のクセ』ってありますか?」
こういう質問をしてくださる方には、めちゃくちゃ好感を持ちます。
「自分がチームにどう貢献できるか」「どう成長すべきか」を本気でイメージしようとしてくれているのが伝わるからです。面接官側も、現場のリアルな工夫や頑張っているメンバーの話ができるので、思わず熱が入って語ってしまいます。
「何ができるか」より「どうやって信頼を作るか」
また、カジュアル面談で「この人は現場での動き方をよく分かってるな」と感心してしまう場面があります。
面談の中で、「大きな成果を出したい」というアピールではなく、「まずはテストコードの作成やドキュメントの整理など、小さくてもチームが助かる部分から手を動かして信頼を作りたい」といった話が出てくるときです。
いきなり華々しい成果を出そうとする人よりも、まずは地道で泥臭い貢献から始めてチームの信頼を積み上げようとする姿勢。こういう“現実的な計算”ができる人ほど、入社後に現場へ入ったときの成長スピードが圧倒的に速いんですよね。
質問ひとつ取っても、こうした視点を持っている方からは「入社後に自分がどう動くか」を本気でイメージしているのがしっかり伝わってきます。
「何を使っているか」ではなく「なぜそれを選んだのか」

「使用している技術スタックは何ですか?」という質問はよくいただきます。もちろん悪くはないのですが、そこから一歩踏み込んで「なぜその技術や開発手法を選んだんですか?」と背後の思想(WHY)に興味を持てる人は、正直かなり少数派です。
コード自体はAIが自動で書いてくれる時代だからこそ、「なぜその選択をしたのか」という思考のプロセスに興味を持てるかどうか。ここに、AI時代にも生き残るエンジニアの素質が現れると思っています。
最後に
カジュアル面談は、企業側が一方的に会社の説明をして終わる場所ではありません。
事前に少し調べて、疑問に思ったことを素直にぶつけてみる。そのやり取り自体が、PRUMの最も大切にしている「自走力」の証明になります。
完璧な質問を作ってくる必要はありません。あなたの言葉で、本音の疑問をぶつけに来てください。お会いできるのを楽しみにしています!


