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インタビュー

道家 裕之

道家 裕之

PRUM佐渡
エンジニア

“教育”と“IT”の架け橋に。
佐渡から挑戦する、テクノロジー×人の未来

元・小学校教員という異色の経歴を持ち、現在はPRUM佐渡事業所でエンジニアとして活躍する道家裕之さん。彼がPRUMに転職を決意した背景には、「教育×IT」というキャリアビジョンと、組織のカルチャーへの深い共感がありました。テクノロジーの力で社会にインパクトを与え、次世代の育成に力を注ぐ——。そんな道家さんの歩みから、PRUMが大切にする価値観が浮かび上がります。

入社のきっかけ

ー 数ある選択肢の中から、なぜPRUMを選びましたか?

IT業界への転職を意識するようになったのは、小学校教員として勤務していた当時、全児童にタブレットPCが配布されたことがきっかけです。

その際に感じたのは、「このIT環境を活用すれば、不登校の子どもたちへのリモート支援や、一人ひとりに合わせた課題の提供など、個別最適化された学びの実現ができるのではないか」という可能性でした。

さらに、タブレットPCを活用することで連絡や配布物のデジタル化が進めば、早朝に紙のプリントを500枚印刷するといった作業が不要になり、教員の業務負担も軽減されると思いました。

しかし実際の現場では、私自身を含めITに精通した教員が少なく、せっかくのICT環境を十分に活かしきれていないという課題を痛感しました。

生徒指導主任として子どもたちと深く向き合う中で、ITの力が教育現場に与える可能性をもっと広げたいと強く思うようになり、本格的にITを学ぶ決意を固め、転職を決意しました。

PRUMとの出会いは、偶然SNSで「PRUMランチ」の投稿にいいねを押したことがきっかけでした。

その後、採用担当の方から届いたDMは明るくて親しみやすく、会社の雰囲気の良さがそのまま伝わってくるようで、とても良い印象を持ちました。

最終的な入社の決め手は二つあります。

一つは、会社説明会でお話を伺った岩本さん(代表)から、「常に学び、成長し続けようとする姿勢」が感じられたこと。経営者としての人間的な魅力に惹かれました。

もう一つは、佐渡事業所で「教育とITを融合させる」という、これまで温めてきた自分自身のキャリアビジョンを実現できると確信したことです。

こうして私は、「教育」と「IT」を掛け合わせながら地域に貢献し、自らも成長できる環境として、PRUMへの入社を決めました。

入社後のギャップと学び

ー 良い意味で驚いたことや、想像と違ったことなどがあれば教えてください。

入社後に良い意味でギャップを感じたのは、部署や立場の垣根を越えて、自然に助け合う文化が根付いていたことです。

入社前は、IT業界は個々の専門性が重視される分、ややクールな雰囲気を想像していましたが、実際は困っている人がいれば、誰かがすっとフォローに入ってくれる、温かく風通しの良い職場でした。

また、佐渡事業所では、エンジニアとして技術を高めるだけでなく、事業運営や仕組みづくりにも積極的に関わることができます。

自分の意見やアイデアにも耳を傾けてもらえる環境の中で、「与えられた仕事をこなす」だけでなく、「自ら仕事をつくり出す」ことの面白さと責任を学びました。

こうした想像以上の裁量の広さや温かな風土は、自分にとって大きな成長のきっかけとなっています。


成長を実感した瞬間

ー 入社してから、成長を実感した瞬間はありますか?

入社後、特に成長を実感したのは、コスト管理・タスク管理・Web業界全体に関する知識の3つです。

前職では苦手意識のあった分野でしたが、PRUMでは効率的なツールの活用や先輩のアドバイスを通じて、マネジメントスキルが着実に向上していると感じています。

また、商談の段階からプロジェクトに関わることが多く、開発の上流工程からリリースまでを一貫して経験できる点も、自分にとっては大きな学びでした。

コードを書く力だけでなく、ビジネス視点を持ったエンジニアとしての視野が広がった瞬間に、「自分は確かに成長している」と実感しました。

こうした実践的な経験を通じて、「THE TECH GYM Co.」というPRUMのビジョンが、日々の業務の中で体現されていることを強く感じています。

習慣が変わったこと

ー 習慣や考え方、行動に、何か変化はありますか?

PRUMで働くようになって、最も大きく変わったのは「期限を守ることの意味と重み」に対する考え方です。

教員時代も、生徒指導主任としての業務や通知表の作成など、絶対に遅れてはならない重要な締切は多くありました。ただ、授業や学級運営に関しては、自分の裁量でスケジュールを調整できる部分も多く、日々の中で「うまくやりくりしながら進める」という感覚が身についていました。

一方、PRUMではチームでプロジェクトを動かすという性質上、自分一人の都合ではどうにもならない場面が多くあります。

特に「自分の遅れが全体の遅れにつながる」という責任を実感したとき、自然と「どうすれば期限を守れるか」を軸に考え、行動を変えるようになりました。

たとえば、以前は苦手だった「人に頼ること」も、上司からの「PRUM社員はすべてリソースである」という言葉に背中を押され、積極的に助けを求められるようになりました。

また、「事前に設計すること」もそのひとつです。見切り発車で進めて調整するというやり方は、エンジニアリングの現場では重大なトラブルを引き起こす原因になります。そのため、時間をかけて準備や設計を整えるという姿勢が自然と身につきました。

こうした変化を通じて、「期限を守る」という行為の背後にある、責任・連携・計画性といった要素を深く意識するようになり、自分の習慣や考え方が大きく変わったと感じています。

PRUMらしいカルチャー

ー「PRUMってこんな会社」と感じることを教えてください。

PRUMの魅力は、「挑戦することが日常」になっているところです。

たとえ初めてのことであっても、「やったことがないから無理」と立ち止まるのではなく、まずは調べてみる、誰かに聞いてみる、といった姿勢がごく自然に根づいています。

挑戦に対してポジティブで、周りもその姿勢を応援してくれる環境があるからこそ、前向きに一歩を踏み出せます。

また、活躍している人に共通しているのは、「自責思考」と「利他性」です。

環境や他人のせいにせず、自分にできることを考えて動く。

同時に、自分の業務だけに閉じず、チームや仲間のためにも動ける。

そうした人が自然と信頼され、成長していける文化がPRUMにはあります。

これからの挑戦

ー これからPRUMで挑戦したいことはなんですか?

これからは、佐渡という地域特性を活かしながら、教育・行政・民間が連携した取り組みをさらに広げていきたいと考えています。

現在は、佐渡総合高校で立ち上げた「スタートアップ部」に外部顧問として関わり、キャリア教育・起業家教育の実践に取り組んでいます。今後はこうした取り組みを軸に、地域に根ざしたIT人材の育成や、若者が地域で挑戦できる環境づくりを推進していきたいと思っています。

また、社内外を問わず、「人の可能性を引き出す場づくり」をテーマに、制度や仕組みづくりにも挑戦していくつもりです。

持続的に人が育ち、地域や組織がともに成長していける仕組みを、現場からつくっていきたいと考えています。

未来の仲間へ

ー どんな人に仲間になって欲しいですか?

エンジニアは、技術と人をつなぐ“架け橋だと私は考えています。

AIの進化によって、技術の習得はしやすくなりましたが、求められる専門性はむしろ高まっています。

一方で、顧客が本当に叶えたいことを読み取り、信頼関係の中で価値をつくっていくことは、現時点ではAIには難しい領域です。

だからこそ私が一緒に働きたいのは、技術だけでなく、人としての経験を強みに変えられる人です。

人生の中で感じた喜びや痛みが、誰かと向き合う力になると信じています。

枠にハマるな、
ぜんぶやろう。

PRUMでの仕事は、自由な発想と、限界を決めない創造力から始まります。
やれることはまだまだあります。
さまざまなことに挑戦し、一緒に成長していきましょう!

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