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インタビュー

中村 大雅

中村 大雅

CTO

異色のキャリアが導いた、直感と情熱で“技術と人”を育てる日々

未経験からエンジニアを育成し、個の成長を起点に事業を拡大してきたPRUM。創業当初ほぼゼロだった社員数は、現在6期目を迎え、70名にまで増加。組織も事業も、進化のスピードを加速させています。

今回は、PRUMの成長を支えるキーパーソン、CTO・中村大雅さんにインタビュー。元ミュージシャンという異色のキャリアからエンジニアへ転身し、2022年にPRUMへ参画。代表・岩本稜平の“右腕”として、技術と人の両面から組織を支える中村さんに、PRUMへの想いやエンジニア採用の価値観について伺いました

PRUMという組織を一言で表すと?

次世代キャリア力を鍛える”ジム”のような存在。毎日ちょっとずつ積み重ねて、自分の筋力をつけていく場所。テックジムって言葉にもあるけど、“習慣として成長していく文化”がちゃんとあるんですよね。急に何かができるようになるんじゃなくて、続けることで着実に強くなっていく。そこがPRUMらしいなって思ってます。

進化し続ける時代に、進化し続ける自分を

── 自分はどんな部分で進化し続けていると思いますか?

“想像を形にすること” が昔からずっと好きなんですよ。たとえば、バンド時代は「こういう音を鳴らしたい」っていうイメージを、メンバーと作り上げていく毎日だったし、バーテンダーをしてたときも、お客さんの雰囲気を見て、「こんなカクテルが合うかな」って想像して出すのが楽しかった。そういう、頭の中のイメージを現実にしていく作業が、今のエンジニアリングにも、教育にも、繋がっていると思います。

技術を通じて ”何かをカタチにして誰かに届ける” ことそれが、自分の根っこにある価値観であり、それを磨き続けているという感覚がありますね。


── PRUMで働く人に共通している“人間力”とはなんでしょう?

うーん、自分で感じて、自分で動ける人かなあ。たとえば、「何が好きなのか」「何に感動するのか」って、人から教わるもんじゃないじゃないですか。自分の中で感じるしかないし、それをちゃんと自分でわかっている人って、強いなと思うんです。

だからこそ、面接で「何が好きなんですか」とよく質問しています。履歴書とかよりも、そういう直感的なところに興味があるんですよね。その人の“らしさ”がにじみ出る部分というか。PRUMには、そうした ”自分の軸” を大事にしている人が多い。
自分の感覚や想いを大切にしながら、周りと関わっていく ── そんな人間力が、PRUMらしさを創っているのかもしれません。

── “進化し続ける”ために、今も実践していることはありますか?

大げさなことはしてないんですけど……意識してるのは、“楽しいと思える感覚”を見失わないことですね。日々の業務や忙しさに流されていると、ふと立ち止まったときに「今、自分は何のためにこれをやってるんだろう」とわからなくなる瞬間がある。そうならないように、自分の中の“好き”や“楽しい”を定期的に見つめ直すようにしています。

たとえば、「この間の勉強会、めっちゃ良かったな」とか、「最近あの人と話してるとパワーもらうな」とか、そういう感覚をちゃんと覚えておくようにしてます。技術的なインプットやアウトプットももちろん続けているけれど、それ以上に自分のコンディションを整えておくことが、長く進化し続けるために欠かせないと感じています。

PRUMの強みとは

── PRUMが他のSES/エージェント企業と違うと自負しているポイントは?

PRUMって、人を送って終わりの会社じゃないんですよ。現場に1人で入っていても、Slackで相談すればすぐ誰かが反応してくれるし、ちょっとした技術の悩みも拾い合える空気がある。ちゃんと“チームで成果を出す”っていう意識が、全体に染みついてるなと感じます。

もう一つは、育成文化の強さ。バックグラウンドは本当に多様で、自衛隊や船乗り、営業職だったメンバーもいますが、みんな「ここで自分は成長できた」という実感を持っている。その実感が、今度は「自分も誰かを育てたい」という動きにつながっていく。そんな文化の連鎖が、PRUMには根づいています。

──  PRUMのエンジニア育成方針・技術者教育の強みについて教えてください。

育成っていうと、研修があって終わり、みたいに思われがちですけど、PRUMはもっと日常の中に育成がある感覚なんですよね。学ぶことと教えることが地続きになってる組織って、育成が一方向じゃなくなるんですよね。誰かの成長が、また別の誰かの学びになる。その循環ができてるのは、PRUMの大きな強みだと思います。

クライアントとエンジニアの関係性構築において、大切にしていることは?

“信頼してもらえるかどうか” がやっぱり一番大事だと思ってます。クライアントと長く付き合っていく上で、技術力以上に必要なのが、信頼と安心感。そのベースになるのは ”ちゃんと会話ができること” だと思います。こっちが勝手に進めるんじゃなくて、ちゃんと相手の温度感を感じながら、一緒に考えていく。そうすると、ただの業務委託じゃなくて、”一緒にチームをつくってる” っていう感覚になっていくんですよね。

それに、現場で起きることって、技術だけじゃなくて、人間関係だったり、やりとりのテンポだったり、いろんな要素が絡んでくる。そういうところにも柔軟に向き合えるのが、PRUMのエンジニアの強みだと思います。自分の意見を持ちつつも、相手の立場にも立てるだから信頼されるんだと思います。

「3ing(Growing・Owning・Contributing)」は現場でどう活きていますか?

「Owning=主体的に動く姿勢」が自然にできているメンバーは多いと思いますね。たとえば、クライアントの業務フローにちょっとした無駄があるのを見つけて、自分から提案して改善していったりとか。それって、誰かに言われたわけじゃなくて、「このほうが良くなるな」って自分で動いたんですよね。
そして、そういう動きを見た他のメンバーが「じゃあ自分もやってみよう」ってなる──
その連鎖が結果的に「Contributing=組織や社会への貢献」にもつながっていく。

あと、PRUMの人たちって、今の自分で満足しないというか、「もっとできるようになりたい」っていう気持ちがあるんですよね。だからこそ、Growing=成長し続けるっていう価値観がちゃんと根付いてる。

3ingは、スローガンじゃなくて、日々の行動にちゃんと落とし込まれてる── PRUMっぽい言葉やなって思うんですよね。

PRUMの中で“成長した人材”の具体事例を教えてください。

成長した子が多すぎて… というか、正直みんな成長してるんで、誰か一人を挙げるのは難しいですね(笑)
でも、すごく大変な時期もあったんですよ。

受託案件が一気に増えた時期があって、プロジェクトをマネジメントできるメンバーも限られているし、開発経験の浅いメンバーも多くて。「これほんまにちゃんと納められるんかな…」と思うようなプロジェクトがいくつもあって、毎日不安だし、全部の案件を見ないといけなくて、めちゃくちゃ忙しかったんです。

でも、皆んなに任せるしかない。頼らざるを得ない状況で。
メンバーも、分からんことだらけの中で無茶振りされて、相当大変だったと思うし、不安も沢山あったと思います。

そんな中、何とかすべての案件をリリース出来たんですけど、振り返ってみると、「この子がおらんかったら絶対うまく行ってなかったな」と思うメンバーがほんまに沢山居てますね。

それは、開発スキルやマネジメントスキルがあったからというよりも、分からなくても、大変でも、ちゃんと良いプロダクトを作ろうと、今の自分にできる以上のことを一生懸命やってくれたからだと思っています。

その結果皆んな成長して、今では頼りがいのある子も沢山増えて、めちゃくちゃ頼もしいですね。

自分たちの仕事がクライアントの役に立ったと実感した瞬間はありますか?

全国展開してるとても大きなプロジェクトに業務委託で携わらせてもらっているんですが、その会社さんが内製化へ方針変更した際に、「PRUMさんにはチームの一員として残って欲しい」って言って貰えたんですよ。
つまり「社内の一員」として認識してもらえた、ということですよね。
それって、技術的な力だけじゃなくて、日々の姿勢とか周囲との関わり方がちゃんと伝わってたってことじゃないですか。そういう“変化”を起こせる人材が、PRUMには多いと思います。

今後、クライアントとどんな未来を一緒に築いていきたいと考えていますか?

僕らが目指しているのは、”一緒に課題を見つけて、一緒に乗り越えていける関係” です。「この業務、もっとこうできませんか?」みたいな提案が自然に出てくるようなチームでありたい。
目の前の仕事だけでなくその先にあるビジネスの成長まで、クライアントの“未来”に伴走することが、PRUMがつくっていきたい関係性ですね。

枠にハマるな、
ぜんぶやろう。

PRUMでの仕事は、自由な発想と、限界を決めない創造力から始まります。
やれることはまだまだあります。
さまざまなことに挑戦し、一緒に成長していきましょう!

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